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REVIEW

Guitar
masanobu Nishigaki

西垣 正信

2019年ベルリオーズ没後150年に演奏家は最も著名な「幻想交響曲」を選んだ。彼の右手はギターの胴体を打ちながら弦を操り二つのティンパニーをなしている。聴衆には何が聞こえるのか。激しい恋心、怒りと絶望、狂気、そして静寂。わずか6弦でオーケストラを演じる彼の手は間違いなく音楽の魔法を生み出していた。

フランス・ロマン・ロラン財団(Asssociation Romain Rolland)2020 年 1 月

このギターの魔術師はなんの介在もなしに六本の糸に情感を表出させた。もう、彼にとっては楽器を弾いているのでさえなく、その美しい楽器(すばらしい1830年フランス製)と対話をしていたのだ。

スイスジャーナルコソネ紙 2010 年7月16日

生まれもった特別な感覚で、彼はひとつのギターに彼の感情の表出と、彼の望む完成とハーモニーと夢との調和を見出した。この演奏家西垣はまったく信じられない手法で、音響に親密さと構造をつくりあげた。ピアニッシモは鳥の羽のように聴衆を旅に誘う。音を祈りの言葉としてつま弾きながら、バッハの対位法世界の発展をハーモニーの融合にまで至らしめ、全作品を瞑想の世界に変容させた。西垣正信は現実にこの惑星で最も偉大な演奏家のひとりだと断定できる。

スイスジャーナルコソネ紙 セバスチャン・クロー 2013年6月28日

ドビュッシー、ラヴェルを突き抜けた西垣ワールドの創造性を実感するエネルギーがここにある!

福士則夫 Norio Fukushi(作曲家 日本現代音楽協会元会長 現名誉会員)

ギター伴奏による最初の出版編曲は1983年に西垣正信と現代ギター社によってなされ世界に広まった。

しかし誰もこのソナタを孤独の部屋のギター1台に託す勇気を持たなかった。それをここに一人の音楽家、西垣正信が実現した。音楽の要素を何一つ失わず1台のギターの上に音楽を再構築した高度な編曲技術。そして何よりも「美」への挑戦。西垣はこの編曲の中に青年シューベルトの心を呪縛していた「孤独」を彫琢した。

マチアス・ロジェ(音楽学者 アグレガシオン , パリ在住)CD「ソナタ・アルペジョーネ」批評

 

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